種類・比較

コンポストの種類を徹底比較!自分に合うタイプの選び方【全7方式】

コンポストには処理の原理が異なる7つの方式があります。価格だけで選ぶと「マンションなのに虫が出た」といった失敗につながるため、まずは仕組みの違いから理解しましょう。

コンポストの方式は、大きく分けると「微生物による酸素分解(好気性)」「密閉容器での発酵(嫌気性)」「ミミズによる摂食分解」「電気による強制乾燥・分解」の4つの原理に分類できます。ここでは実際に選択肢となる7方式を、仕組み・向いている住環境・費用感の順で見ていきます。

比較早見表

方式処理速度向いている住環境初期費用目安代表的な製品・購入先
段ボールコンポスト
数週間〜数ヶ月
戸建て・ベランダ
数百円〜2,000円
ダンボールコンポスト用資材セット
ダンボールコンポスト用資材セット
キエーロ(土中式)
1日〜数日
庭付き戸建て・ベランダ
5,000円〜1万円台
木製キエーロ(モクメク) 蓋付き
ミミズコンポスト
数日〜1週間
戸建て・ベランダ
3,000円〜1万円
みみずちゃんの家 ミミズコンポスト(光和商事)
みみずちゃんの家 ミミズコンポスト(光和商事)
密閉容器・バケツ型
一次発酵は数週間
マンション・ベランダ
2,000円〜5,000円
密閉フタ・パッキン付きコンポスト容器
EM(ボカシ)式
発酵2週間+熟成が必要
マンション・室内
2,000円〜5,000円
EMぼかし(生ごみ発酵促進剤) 川端滝三郎商店
EMぼかし(生ごみ発酵促進剤) 川端滝三郎商店
電動生ごみ処理機
数時間〜1日
マンション・室内
2万円〜8万円台
島産業 パリパリキュー PPC-11
島産業 パリパリキュー PPC-11
バッグ型(LFCなど)
数週間
マンション・ベランダ
5,000円〜1万円台
LFCコンポスト(バッグ型)

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各方式の分解の仕組み(好気性・嫌気性など)は、下の方式ごとの解説で説明しています。

コンポスト7方式の処理速度と初期費用を比較した図解
7方式の処理速度・費用感イメージ(実際の数値は上表を参照)

段ボールコンポスト

段ボール箱に腐葉土やピートモスなどの基材を入れ、生ごみを混ぜ込みながら発酵させる、もっとも手軽に始められる方式です。材料費が安く、失敗しても被害が小さいため初心者の練習に向いています。一方で雨に弱く、段ボール自体の耐久性は半年前後が目安のため、定期的な作り直しが必要です。詳しい作り方は段ボールコンポストのやり方で解説しています。

キエーロ(土中式コンポスト)

木箱の底を開けて土の上に設置し、太陽光と土壌微生物の力で生ごみを分解する神奈川県藤沢市発祥の方式です。天気が良ければ1日で生ごみが土に還るほど分解速度が速く、においも比較的抑えられます。従来型は土の上に直接置く構造のため庭が必要ですが、土を入れて使える蓋付きの木製タイプなど、ベランダに置ける製品も市販されています。詳しくはキエーロとは?仕組み・作り方・デメリットで解説しています。

ミミズコンポスト(バーミコンポスト)

シマミミズなどの働きによって生ごみを分解する方式で、通常の微生物分解よりも短期間で良質な堆肥(ミミズの糞)が得られるのが特徴です。ただしミミズは温度変化に弱く、真夏の直射日光や真冬の屋外では死んでしまうため、温度管理が必要になります。また柑橘類や玉ねぎなど、ミミズが嫌う食材は投入を避ける必要があります。

密閉容器・バケツ型

フタ付きのバケツやポリ容器に生ごみを溜めていく方式です。密閉性が高いため、正しく使えば虫の侵入をかなり防げます。多くの場合、後述するEM菌(ボカシ)と組み合わせて発酵を促進させ、庭に埋める、またはキエーロなどで二次処理するのが一般的な流れです。

EM(ボカシ)式

EM菌(有用微生物群)を混ぜた米ぬかなどの「ボカシ」を生ごみに振りかけながら密閉容器に溜め、嫌気発酵させる方式です。発酵自体は2週間ほどで完了しますが、これは「一次発酵」であり、実際に堆肥として使うにはさらに土に埋めて熟成させる二次発酵の工程が必要です。密閉して発酵させるため、マンションでも比較的始めやすい方式です。

電動生ごみ処理機

家電として生ごみを処理する方式で、大きく「乾燥式」と「バイオ(微生物分解)式」の2タイプに分かれます。乾燥式は温風で生ごみを乾燥・減容させる仕組みで数時間で処理が終わりますが、出てくるのは「乾燥ごみ」であり、そのままでは堆肥として使えず追加の熟成が必要な製品もあります。バイオ式は内部のチップに住む微生物が生ごみを分解する仕組みで、時間はかかるものの、より堆肥に近い状態で取り出せます。価格は上がるものの、室内で完結しにおいや虫のリスクが低いため、マンション住まいに向いています。メーカー別の違いは電動生ごみ処理機メーカー比較で解説しています。

バッグ型(LFCコンポストなど)

通気性のある特殊な袋に発酵を促進する基材を入れ、生ごみを混ぜ込んでいく比較的新しいタイプの方式です。土を使わないためベランダや室内に置きやすく、においも抑えられているのが特徴です。日本では「LFCコンポスト」というサービス名が広く知られています。

結局どれを選べばいい?

!

迷ったらこの2択から考える

庭があり、こまめな作業も苦にならない → キエーロ段ボールコンポストから低コストで試す。マンション・ベランダ中心で、手間とにおいを抑えたい → 電動生ごみ処理機バッグ型を検討する、が失敗の少ない選び方です。

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はじめての電動生ごみ処理機

室内設置・においを抑えたい人向けの定番モデル。乾燥式かバイオ式かで使い勝手が変わるため、設置場所と処理速度の希望に合わせて選ぶのがおすすめです。

島産業 パリパリキュー PPC-11

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乾燥式電動生ごみ処理機(標準・据え置き)

loofen(ルーフェン) 家庭用生ごみ処理機

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バイオ式電動生ごみ処理機(室内向け・静音)

価格・在庫は変動します。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。

具体的な処理速度や設置スペースの違いをより詳しく知りたい場合は、電動生ごみ処理機 vs 段ボールコンポスト徹底比較もあわせてご覧ください。

よくある質問

一番虫が出にくい方式はどれですか?
密閉度が高い電動生ごみ処理機と、EM菌で密閉発酵させるボカシ式が虫のリスクが低い方式です。段ボールやキエーロなどの開放型は、覆土などの管理を徹底すればリスクを下げられます。
複数の方式を組み合わせてもいいですか?
問題ありません。たとえばボカシ式で一次発酵させたものをキエーロや庭に埋めて二次分解させるなど、組み合わせる使い方も広く行われています。

タイプが決まったら、次は製品選びへ

住環境と家族人数に合う製品を絞り込み、購入前に自治体の補助金も確認しておくと出費を抑えられます。

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本記事は公的機関の発表資料やメーカー公式情報をもとにつちラボ編集部が作成しました。制度内容や商品仕様は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

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